主要漫画雑誌掲載作品のアニメ化でどれくらいキャスト変更が行われているのか?

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声優さんのデータ集タイトル

 

声優さんの花形は今もテレビアニメ。

そしてテレビアニメ化に先がけてドラマCDや作品のCMが作られるのも珍しくはありません。

ドラマCDやCMに押しの声優が起用された場合ファンは嬉しいもの。

 

だが安心してはいけません。

漫画雑誌によってはキャスト変更(声優変更)が結構あるのです。

 

今回は2010年以降に限定して主要漫画雑誌毎のキャスト変更がどうなっているか調べてみました。

基本ウィキのデータで調べており、集計漏れがあるかもしれません。

その点はご了承ください。

 

では集計結果をちょい見せ。

主要週刊漫画雑誌のキャスト変更率はこちらです。

 

  • 週刊少年チャンピオン:16%
  • 週刊少年マガジン:14%
  • 週刊少年ジャンプ:65%
  • 週刊少年サンデー:36%

 

ジャンプ高すぎ、チャンピオンとマガジン低すぎ。

声優ファンはジャンプの時は警戒し、チャンピオンとマガジンの時は安心していいかも。

 

ジャンプの場合はVOMIC版のキャストに選ばれても、テレビアニメのキャストにはなれないと思っておかなければいけませんね。

まあ最近はVOMIC版が下火なので、だいぶん安心できるようになりましたが。

 

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週間少年チャンピオン(秋田書店) 「変更はあんまりない」

2010年から2019年までに制作されたチャンピオン原作のアニメは13本。

そのうち1期が2010年以前のもの。また2010年以降に始まったシリーズものを1つとして計算すると計算対象は6作品となります。

 

そしてキャスト変更があった作品がこちらです。

 

バギ:媒体毎にキャストが変わる

 

 

6作品中1作品。

キャスト変更率16%

 

アニメ化された作品は他の雑誌より少ないですが、原作キャスト変更なしと考えていいでしょう。

 

週刊少年マガジン(講談社) 「キャスト変更基本なし」

 

主要漫画雑誌の中でチャンピオンの次に安心できるのがこの週刊少年マガジンです。

 

2010年から2019年までに制作されたマガジン原作のアニメは27本。

そのうち1期が2010年以前のもの。また2010年以降に始まったシリーズものを1つとして計算すると計算対象は14作品となります。

 

2010年以降にアニメ化されたものでキャスト変更があった作品がこちら。

 

  • 君のいる町:OVD版から一部キャストが変更
  • 五等分の花嫁:CM版から一部キャストが変更

 

14作品中キャスト変更があったのが2作品。

キャスト変更率14%

 

ただし五等分の花嫁はCM版で5つ子を一人で演じた佐倉綾音さんが四女の四葉選任となって、残り4人に選任の声優さんが付いた形なのでちょっと特殊と言えます。

 

 

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週刊少年ジャンプ(集英社) 「キャスト変更は当たり前と考えるべし」

集英社の場合、推しの声優さんがアニメ以外でキャスト起用されても絶対に安心してはいけません。

ここは原則キャスト変更ありきで考えるべきです。

つ~か、VOMIC版の声優変更多過ぎ。

 

2010年から2019年までに制作されたジャンプ原作のアニメは56本。

そのうち1期が2010年以前のもの。また2010年以降に始まったシリーズものを1つとして計算すると計算対象は23作品となります。

 

2010年以降でキャスト変更した作品はこちら。

 

  • バグマン。:ラジオドラマ版から主要キャラが総入れ替え
  • べるぜバブ:主人公以外の主要キャラが総入れ替え
  • トリコ:主要キャラがJSAT2009版から総入れ替え
  • めだかボックス:一部のサブキャラを除き主要キャラがVOMIC版から総入れ替え
  • 黒子のバスケ:主要キャラがVOMIC版から総入れ替え
  • ジョジョの奇妙な冒険:主要キャラのキャストが変わるのが常態化
  • ニセコイ:主要キャラがVOMIC版から総入れ替え
  • ハイキュー!!:主要キャラがVOMIC版から総入れ替え
  • ワールドトリガー:主要キャラがVOMIC版から総入れ替え
  • 暗殺教室:主要キャラがVOMIC版から総入れ替え
  • 食戟のソーマ:主要キャラがVOMIC版から総入れ替え
  • 僕のヒーローアカデミア:主人公以外キャストが変更
  • 斉木楠雄のΨ難:主要キャラがVOMIC版から総入れ替え
  • ブラッククローバー:主要キャラが少年ジャンプ公式PV版から変更
  • 火ノ丸相撲:主要キャラがVOMIC版から総入れ替え

 

23作品中キャスト変更があったのが15作品。

 

キャスト変更率65%。

 

VOMIC版全盛の2010年から2017年までに主な変更がなかったのが「ぬらりひょんの孫」、「レベルE」、そして「SKET DANCE」の3作品だけ。

 

 

ただし最近はVOMIC版が下火になったこともあり、キャスト変更率が低下中。

良い傾向です。

 

週刊少年サンデー(小学館) 「キャスト変更で残念無念になった作品も

 

ジャンプに比べるとキャスト変更は少ないが、その変更した作品でやらかした印象です。

 

2010年から2019年までに制作されたサンデー原作のアニメは26本。

そのうち1期が2010年以前のもの。また2010年以降に始まったシリーズものを1つとして計算すると計算対象は11作品となります。

 

 

2010年以降でキャスト変更された作品

  • ささみさん@がんばらない:ガガガ文庫のCM版から主要キャストが変更
  • 境界のRINNE:サンデー劇場(CM)版から主要キャストが変更
  • 電波教師:サンデー劇場(CM)版から主要キャストが変更
  • うしおととら:OVA版から主要キャストが変更

 

変更があったのは11作品中4作品。

 

キャスト変更率36%

 

ただこのうち、うしおととらはOVA版が制作されたが1992年。さすがにキャスト変更するのが通常なので、計算に入れない方がいいかも。

 

また上記の作品のうち1作品。キャスト変更したことで大騒ぎになった作品があります。

あえて言いませんが察してください。

 

劇場アニメはともかく、普通のアニメファン向けの作品で主要キャラを本業以外の方に任せると大変なことになります。

それでも上手ければ文句はないのですけど。

 

 

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終わりに

 

漫画雑誌毎の結果は以上にようになりました。

もう一度おさらいしましょう。

  • 週刊少年チャンピオン:16%
  • 週刊少年マガジン:14%
  • 週刊少年ジャンプ:65%
  • 週刊少年サンデー:36%

 

 

声優ファンとしては一度キャストを決めたならあんまり変えてほしくありません。

まあ、最近は変更が少なくなってきたので良い傾向ではないでしょうか。

 

一度決めたキャストはそのままでテレビアニメを作って欲しいと思います。